2021/12/06 16:48
真白な大根を細紐で編み、天井に吊り下げ、ナラの木、桜、けやきの広葉樹を、夜を日に継いで燃し続けること四~五日…香り良く、きつね色に干し上がった大根を米ぬかと塩を主体に丹念に漬け込んだ頃、粉雪の舞う冷気が漬け屋を包んでゆきます。
製品づくりは、古来の製法をもとに、お漬物本来の特性を大事に、保存料、合成着色料、酸化防止剤、合成甘味料、調味料(アミノ酸等)の添加物を出来るかぎり使用しません。
そのため、手間も時間もかかりますが、漬け上がったものには素材本来の素朴で自然な風味を感じることができます。
無添加にこだわるということは、素材の旬と鮮度にこだわること。
漬け材料を厳選し丹念に漬け込むことで、雄勝野の気候風土が美味しさ造ってくれます。